PALE LINO

USERS’VOICE

「エアコンや暖房による肌の乾燥ストレスが減り、お手入れが楽になりました」

YUKA IWASA / interior shop owner

ナチュラルな衣食住を提案するライフスタイルショップ「キナル」、ご主人の経営するミッドセンチュリーインテリアショップ「vanilla」。栃木県と福島県にある3つの実店舗と6つのオンラインショップの運営に携わる岩佐由香さん。
多忙だった仕事と育児が少しずつ手を離れてきた今、これからの人生で大切にしたいこととは。

— 日常を過ごすご自宅はどのようなインテリアなのですか。

自宅は「vanilla」で扱っているようなミッドセンチュリー寄りのインテリアです。もともと私もイームズの家具が大好きなんです。
20代はインテリア好きが高じてこの世界に入り、故郷の福岡でアトリエ系建築設計事務所でインテリアコーディネーターの仕事をしつつ設計を勉強していました。さらに現場へ出向いたり設計補助をしたりと多岐にわたる管理業務もこなしていたので、1日12時間くらい働いていたんじゃないでしょうか。休みになれば大阪や東京へでかけてインテリアショップや建築巡り。
こんな生活ですから、お肌のお手入れというよりもまず睡眠。食生活もひどいものでしたが、幸いにも肌荒れしにくくニキビもできにくい肌だったのでそこに甘えていたんでしょうね。

— ナチュラルな「キナル」を始められたきっかけを教えてください。

キナルをオープンさせたのは、子どもが1歳の頃でした。なぜ保育園に長時間預けてまで、と思いますが、これまで仕事をしてきた時間を育児に割くようになり、ふと自分の世界がどこにあるのかわからなくなったからかもしれません。
「主人にはvanillaがある、では私は?」と。デザイナーズ家具を好むのは男性が多いので、女性のお客様が喜んでくれるお店を作りたいと考え、内装設計から全て携わりました。出産や育児を経て、添加物を避けたり発酵食品を摂ったりと食生活にも気をつけるようになったこともあり、設計事務所時代にもナチュラルなセレクトを扱っていたので、求めている人がいるという確信がありました。

photo:キナル店内

— ご自分の時間はどのように確保されていますか。

会社の拠点が増えていくにつれ、キャパシティをオーバーしていると感じるようになり、徐々にスタッフに任せる体制を整えてきました。幸い良いスタッフに恵まれ、これまで17年以上培ってきたキナルとしてのベースができているので、今は全体を見守りつつ仕事量をコントロールできるようになってきました。
下の子どもが中学生になり、親との関わりも落ち着いてきたため、自分の時間が持てるようになりました。もともと運動習慣はなかったのですが、最近では動画をみながらYOGAやピラティスにじっくりチャレンジしています。

— これまでどのようなスキンケアをされてきましたか。

仕事と育児が中心の生活だったので、全く手入れしなかったり、逆に危機感を感じて集中的に手入れをしてみたりと、気まぐれなケアをしてきたのでスキンケアはジプシー期間が長かったんです。
これではまずいと思い始めたのが40歳をすぎてから。自分の肌質もわかりませんでしたが、乾燥肌かもしれないと思うようになりました。
パレリノはさっぱりとしていますが、乾燥肌に対して過不足なく潤ってくれる実感があります。
パレリノの化粧水と美容液を使うようになってから、エアコンや暖房で肌がカサついたり、ピキっと感じたりすることが減ったように思います。
朝はシャワーの後にパレリノの化粧水と美容液で保湿をしてお化粧を、夜はプラスして最後に昔から使っているFlorameのオーガニックアルガンオイルを使っています。

— プライベートで大切にしている家具はありますか。

好きな家具はたくさんありますが、特に大切にお手入れしながら使い込んで味わいが増す家具が好きです。50代を前に、自分の人生の終わり方、老後を考えるようになってきました。結婚の記念にイームズの椅子を買って以降は、主人の独断で家具が増えていくので自分のための椅子を買ったことがなかったのですが、最近念願だった「コロニアルチェア」を買いました。
今から一緒に歴史を刻んで育てていき、おばあちゃんになる頃には経年変化が美しい家具に育っていたら嬉しいなと思います。

photo:自分に馴染ませるため、今は仕事場で使っているというコロニアルチェア。
皮張りのクッションは交換可能で、長く受け継いでいくことができる。

— 美しいと思う女性像を教えてください。

これまであまり意識をしたことがなかったのですが、あえて挙げるとすれば、「柔らかい人」でしょうか。小さなことでたじろがない、受け止めるだけの度量のある人は美しいと思います。
人生も還元のターンとなり、育てて返していく番だと感じています。自分の子どもとの方が年齢が近いスタッフが入ってくるようになり、育児と社員を育てることがつながるようになってきました。その人にとって長い目で見てプラスになるような存在でありたいです。